ベンチプレス 伸びが停滞したときにおすすめ5×5トレーニングの重量設定は!?

2021~22年にかけての約1年半は5×5(5レップ、5セット)のトレーニングをメインで行っています。

伸びが停滞したときに、5×5トレーニングはおすすめのトレーニングです。5×5は他のトレーニングと組合わせることで最強のトレーニングとなるからです。

でもその本質を理解しないと重量設定は難しさもあります。

ベンチプレス 5×5(5レップ、5セット)の単独での重量設定

重量設定では、MAX重量からRM換算を用いてギリギリ5レップが上がる重量を参考にすることができます。

でもこの重量だと5セットを挙げることはできません。

理想的には5セット目の5レップ目がギリギリ挙がるぐらいの設定が望ましい設定です。

トレーニングの目的のメインが、神経系か筋肥大かテクニックかによっても重量設定は異なりますが、

トレーニングが5×5だけの場合は、神経系や筋肥大を重視するときは重めで、テクニックを重視するときは軽めがおすすめです。

◆5×5のおすすめの初期重量

軽めの重量を設定して、5セット目が余裕をもって挙げられれば、+2.5kgしていきます。

 

初期設定は、MAX重量の75%

 100kgがMAXの人 ⇒ 75kg

 120kgがMAXの人 ⇒ 90kg

この初期設定では、軽く感じる人が多いと思いますが、慣れてきたら重量を上げます。

75%はBURST LIMITのKE-TAさんも推奨している重量ですが、

前提としてエブリベンチ(週5日以上)を想定しているので、週2~3回の場合は軽めの設定と言えます。

75%から初めて、定常状態で80%を持つのが、個人的におすすめです。

MAX重量 RM換算ギリギリ MAXの75% MAXの80%
100㎏の場合 88 75 80
120㎏の場合 106 90 96

※RM計算ギリギリは、MAX重量が100、120kgのとき換算計算で5レップの重量を求めています。

RM換算はこちら

ベンチプレスの5×5トレーニングとは

ベンチプレスの5×5トレーニングは、5レップを1セットとして、それを5セット行うトレーニングです。

セットごとに重量を上げたり下げたりする方法もありますが、今回の記事は5セットとも同じ重量を想定しています。

5×5トレーニングはよく行う8×3のトレーニングに比べると、1セットの負荷は小さいので、

より重い重量を設定できるメリットがあります。

上級者では、1回のトレーニングで5×5のみということは少なく、

神経系のトレーニングやテクニックの練習を合わせて行う人も多いようです。

おすすめは、最初にその日のMAXを行った後に、5×5トレーニングを行う方法です。

5×5トレーニングを理解するための理論

5×5トレーニングを理解するための理論が幾つかあります。

ベンチプレスを強くするための3つの要素

◆ベンチプレスの3つの要素

 ・筋肥大

 ・神経系の発達

 ・テクニック

の3つです。MAXを更新するためには、これら3つを同時に良い状態に持ってくる必要があります。

5×5トレーニングはこれら3つを同時に良い状態に持ってきやすいトレーニングなのです。

筋肥大のためのトレーニング理論

筋トレの筋肥大効果は総負荷量に依存するという比較的に新しい理論です。

限界近くまで追い込むという条件付きで、重量はあまり関係なく、トレーニングの総負荷量に依存します。

関連記事「筋トレの新しい常識で目から鱗が・・・ 中高年でも若者に負けない体つくりが出来ることが分かった!

神経系の発達の理論

高重量で低レップのトレーニングを行うと神経系が発達します。

神経系が発達すると、より多くの神経系が同期されて発動されるようになり、結果として筋力が向上します。

関連記「ベンチプレス 筋力は神経系を鍛えると強くなる!!

5×5は他のトレーニングと組合わせることで最強になる!

5×5トレーニングは、単独でも神経系と筋肥大が同時に鍛えることができるプログラムです。

筋肥大と神経系が同時に鍛えられ理由

筋肥大は持ち挙げた総重量に依存するので、重量を同じでも、8×3(合計24レップ)と5×5(合計25レップ)ではほぼ同じ効果です。

5×5の方が1セット当たりの負荷は小さいので、より重たい重量を設定することができます。

より重たい重量を設定することで、神経系が鍛えられ、同時に筋肥大効果も増加します。

より神経系を鍛えたい場合

前述したおすすめのトレーニングです。

最初にその日のMAXを行います。私の場合は100⇒110⇒115⇒120kgなどです。

これにより神経系が向上します。

この時点で筋肉は総動員されていて、5×5の重量はかなり軽く感じられます。

この後に、筋肥大を目的とした5×5トレーニングを行います。

テクニックも鍛えたい場合

テクニックも同時に鍛えたい場合は、2通りの方法が考えられます。

1つ目は、前段のその日のMAXを行わずに、5×5の後にレップ数、重量を押さえてテクニック練習をする。

2つ目は、その日のMAXを行った後に、5×5の重量を落としてテクニック練習を行います。

肩を痛めている現在、肩の負荷を下げるため、現在はその状態になっています。

より多くセット練習を行うことがテクニック練習になります。

私の場合の5×5の重量とMAXの関係

私の場合の5×5のセット重量は

現在は肩を痛めセット重量は92.5kgです

92.5kg・・肩を痛めた現在
95kg・・定常的にはこの重量
97.5kg・・調子がよく重量を上げた
100kg・・気合をいれて重量を伸ばそうとした

セット重量(kg) MAX(kg)
92.5 117.5
95 120
97.5 122.5
100 120

セット重量が100kgの時はかなりコンスタントに120kgを挙げていましたが、それ以上を挙がっていません。疲労が溜まっていたのかもしれません。

セット重量が97.5kgの時は、調子がよく、疲労もそれほどなかったようです。最近のMAX122.5kgが挙がっています。

セット重量95kgのときでも問題なく120kg挙がっていました。

セット重量92.5kgの現在は、肩痛のため85kgが少しずつ上げ現在に至っています。毎回ではありませんが、調子のいいときは117.5kgが挙がっています。

まとめ

ベンチプレスの5×5プログラムは理論的に考えても有用なプログラムです。

自分なりの応用も色々できます。

自分の状態や目的をしっかり把握すると、きっとよい自分用のプログラムをつくることができます。

ぜひ目的を明確にしてチャレンジしてください。

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