ベンチプレス サイクルトレーニングでパーソナルレコード125 ㎏ 達成! 

サイクルトレーニングは週ごとに刺激を上げていき、ピークを作って記録を更新していくトレーニング方法です。

ベンチプレスでもサイクルトレーニングはよく行われる方法です。でもその内容は人により異なります。

サイクルトレーニングでベンチプレスでパーソナルレコードの125kgを挙げることができたので、その詳細を紹介します。

ベンチプレスのサイクルトレーニングとは

サイクルトレーニングは筋トレやパワーリフティング、ベンチプレスなど重量を扱う競技でよく使われます。

サイクルトレーニングとは

サイクルトレーニングは、一定の周期(サイクル)でトレーニング負荷を増やして行うことで、刺激を与えて効果を出していくトレーニング方法です。

筋トレによって筋力や筋量を上げていくには、重量を上げていく必要がありますが、ある程度の重量になると伸びが止まります。

同じ重量やレップ数でトレーニングを続けても伸びが停滞します。

サイクルトレーニングは休養や刺激を与えてこれを打破するトレーニングです。

私のサイクルトレーニング

トレーニングは週2回です。水曜日は軽い重量で8レップ3セット、日曜日は今回紹介する内容です。

内容は当時パーソナルトレーニングで指導してもらった方がノーリミットに所属していたことがある人なので、ノーリミットで行っているサイクルトレーニングをベースにしています。

各週の役割(日曜日)

私の行ったサイクルトレーニングは1サイクル7週で組んでいます。

1~5週は少しずつ負荷を上げていき、筋力アップをしながらピークをつくります。

5週目がセットとしてのMAXにチャレンジします。

6週目は、1レップのMAXにチャレンジです。

7週目は完全休養です。

負荷が軽い日もあり、重い日もあり、休養日ありメリハリが効いています。

負荷の上げ方

今回は2通りの負荷の上げ方します。

◆重量を上げる:こちらの方がオーソドックスです。毎週2.5kg~5kgずつ上げていきます。5kg上げると、最初はかなり楽ですが、重量が上がるとかなりきつくなります。最後の2週ぐらいは気合が必要です。

◆レップ数を上げる:重量は一定でレップ数を上げます。私の場合は、サイクルトレーニングの1周目で重量を増やすサイクルを1回入れて、2週目から重量固定でレップ数を変えるサイクルを回しました。

サイクルトレーニングのメリットとデメリット

代表的なトレーニング方法と比較することでサイクルトレーニングのメリット、デメリットについて考えてみます。

比較するのは、8レップ・3セット5レップ・5セットのトレーニングとの比較です。

この2つのトレーニングでは、最初にその日のMAXもしくは高重量を行ってからセットのトレーニングを行います。

サイクルトレーニングの場合は、その日のMAXや高重量のトレーニングは行いません。

各トレーニングを評価する表を作成しました。◎全く該当、〇該当、△やや該当

  サイクルトレーニング MAX+8レップ・3セット MAX+5レップ、5セット
神経系向上
筋肥大
テクニック向上
1レップのMAX
刺激の変化
ストレス大

◆トレーニングの特徴は

・サイクルトレーニング ⇒ セットのMAXを上げるトレーニング
・8レップ・3セット ⇒ 筋肥大のトレーニング
・5レップ・5セット ⇒ 神経系と筋肥大の両方のトレーニング

神経系向上、筋肥大、テクニック向上は挙上重量あげるための3大要素です。

神経系の向上

高重量で低レップで強化されると言われています。この3つのプログラムの中では5レップ・5セットが一番神経系が鍛えられるプログラムです。

筋肥大

筋肥大は8~10レップができる重量で行うのが一番効率的です。サイクルトレーニングも8レップで行いますが、最初の数週間は重量は軽めなので効率は落ちています。5×5でも重量を攻めると筋肥大がおこります。

テクニックの向上

サイクルトレーニングは軽いときに、5セット・5レップトレーニングはセットの前半で余裕があり、テクニックを意識することができます。

1レップのMAX

サイクルトレーニングはピークができるので、MAXを更新しやすくなります。5レップ・5セットは神経系が発達するのでこちらもMAXの更新が期待できます。

実績では、サイクルトレーニングでMAX更新し125kgを挙げました! また5レップ・5セットもMAXに近い120kgを維持できていました。

サイクルトレーニングはピークは短期間ですが、5レップ、5セットはいつもその重量を挙げることができるのが長所です。

刺激の変化

8レップ・3セットと5レップ・5セットのプログラムは重量アップができないと、トレーニングがマンネリ化します。サイクルトレーニングは負荷が変わったり、休養があったりするので刺激の変化は大きいトレーニングです。

ストレス

一番ストレスがあるのは8レップ・3セットのプログラムです。ギリギリ8レップができる重さで3セットは重さのストレスがあります。5レップ・5セットはレップ数のストレスはないのですが、5セットやるのはかなりストレスを感じます。

サイクルトレーニングも8レップ・3セットを行うのですが、キツイのは最後の2週です。休養もありメリハリがありトータルのストレスは低いといえます。

実際のプログラム

実際に行ったサイクルトレーニングのプログラムの紹介です。メインセットの負荷を変えています。メモリセットでは次回持つ重さでレップ数を減らして挙げています。

重量を変えるプログラム

週ごとに重量を5kgずつ増やしてくプログラムです。

5サイクル目です。

  メインセット メモリセット 補助トレ
1周目 85㎏×8×3 90㎏×6×2、100㎏×2、110㎏×1 80㎏×7、80㎏×6止めあり
2週目 90kg×8×3 95㎏×6×2 100kg×2 80㎏×5×2止めあり
3週目 95kg×8×3 100㎏×6×2 85㎏×6×2止めあり
4週目 100㎏×8×2、100㎏×7 105㎏×3×2 85㎏×6×2止めあり
5週目 105㎏×7、105㎏×6、105㎏×4   90㎏×10、80㎏×12
6週目 110、115、120、125㎏   110㎏×3、100㎏×8

計画では、4週目 100kg、8レップ、3セット、5週目105kg、8レップ、3セットですが未達です。

6週目は1レップのMAXにチャレンジして125kgを挙げています。

1レップのサイクルごとの記録は、1サイクル目 117.5kg、2サイクル目 120kg、3サイクル目 117.5kg、4サイクル目 122.5kgです。

レップ数を変えるプログラム

負荷を変えるために、レップ数を変えるプログラムです。メモリセットは負荷を挙げるためプラス5kgしています。

  メインセット メモリセット 補助トレ
1周目 95㎏×6×2 100㎏×6×2 90㎏×6×2 アシアゲ
2週目 95㎏×7×2 100㎏×6×2 90㎏×6、85㎏×6アシアゲ
3週目 95㎏×8×2 100㎏×4×2 90㎏×5、80㎏×6アシアゲ
4週目 95㎏×9×2 100㎏×6、100㎏×4 90㎏×6、80㎏×8アシアゲ
5週目 95㎏×10×2 100㎏×6×2 90㎏×6、85㎏×7アシアゲ
6週目 110、115、120、125㎏    

1レップのサイクルごとの記録は、1サイクル目 MAX行わず、2サイクル目 120kg、3サイクル目 125kg

まとめ

サイクルトレーニングは、MAXを更新するためには、良いトレーニング方法です。

また、負荷の変化もあり、休養もとれるのでメリハリがあります。重量が伸びずトレーニングがマンネリ化してきたら、サイクルトレーニングを取り入れるのもおすすめです!

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