60歳代でもベンチプレスを楽しんでいる人は沢山居るかと思います。私もそういう中の一人です。
60歳を越えてから、何とかパーソナルレコードを更新しようとチャレンジしましたが・・ダメです。
ところが、「じいトレ」では記録を次々に更新しています。止めで115kgも目前です!! 中高年のトレーニーにもっと知って欲しくて記事にします。
中高年のベンチプレスは色々と問題があります。
記録は確実に落ちていく
ベンチプレスを比較的長い間楽しむことができる種目です。選手としてのピークも遅い人もいて、30~40歳代でパーソナルレコードを記録する人も少なく無いようです。
始めるのが遅い人も多く40~50歳で熱心にやっている人も、割合的には多いかもしれません。マスターズのカテゴリーが充実しているので大会に出ている人もいます。
とはいえ、その記録は年齢とともに確実に落ちていきます。
日本記録をみてもそのようすはよく分かります。
階級で多少異なりますが、20歳代のピーク時からのダウン率は、年率0.8~1.2%ぐらいです。
階級 | 日本記録 kg | ダウン率 年 |
59 | 170 | 0.9% |
66 | 205 | 0.8% |
74 | 240 | 0.8% |
83 | 223 | 1.0% |
93 | 240 | 1.0% |
105 | 230 | 1.2% |
120 | 275 | 1.1% |
男子66kgの年齢別の日本記録の状態のグラフです。66kg級はダウン率が一番低く0.8%です。
20歳代をピークと考えると60歳代では40%ダウンする計算になります。
100kg挙げていた人も60kgになります。
怪我や関節の痛みが増える
私は、ベンチプレス歴は、40歳頃に始め、中断もありますが20数年間続けています。50歳代後半からは、関節部(肩、腰、手首など)が痛くなることが多く悩まされています。
60歳代になると、調子がよくなり重たい重量にチャレンジしようとすると、怪我や痛みがでることが多くなりました。
現在も肩を痛め、重量を大幅に落として痛みが引くのを待っている状態です。
一緒にやっている50~60歳代の仲間も同じような状態です。
50~60歳代は怪我や関節痛との闘いの年代です!
私の紹介
少しだけ私の紹介をしておきます。
年齢は「じいトレ」の主人公と同じ年の64歳です。
ベンチプレスのトレーニングは週2回です。
50歳代後半に東京大会に3回ほど参加しましたが、最近はジム内でのトレーニングだけです。記録が伸びれば、大会に参加したいのですが、厳しい状況です。
階級は74kg級です。大会での記録は 57歳のときの115kgです。
ジム内では、125kgを止めなしで挙げたのがパーソナルレコードになっています。何度か挙げていますが、最後に挙げたのは60歳のときです。
ここ数年では120kgは挙げられるのですが、その先は・・ダメです。
最近は肩や腰を痛めることが多く、復活するのに時間がかかっています。
YouTube「じいトレ」のすごさ
色々と驚くことがいっぱいの「じいトレ」の動画です。でも何といっても楽しそうに取り組んでいるのがすばらしいところです。
「じいトレ」はこちらです!!
記録の伸び
64歳でこの記録は伸びは驚異的です!
動画投稿され始めた頃は、バーが胸に着かない状態で100kgがギリギリでした。
半年後は、100kgを越えている重量で半年で12.5㎏の伸びです。
このタイミングで2022年の11月の大分県の大会に参加してM3で優勝されています。
この記録は、全日本のクラッシックベンチプレス大会の59kg級の標準記録の110kgを越えています。次は全日本に挑戦されるのでしょうか!!
全日本クラッシックベンチの標準記録はこちら
IPF GLポイントをチェック
IPF GLポイントは体重差を補正して誰が一番強いかを比較できるツールです。
IPF GLポイントツールはこちら
通常のGLポイントでは、63.81ポイント(体重は66㎏で計算しました)です。
これだと分かり難いので、このブログのオリジナルの年齢を考慮したGLポイントで計算すると
一般の選手に換算すると 66kg級で176kgを挙げたことになります。
年齢を考慮したIPF GLポイントツールはこちら
Add age IPF GL Pointsは、99.82ポイントです。
66kg級では、なかなか重量を上げていることになります。
他にもすごいところが
スタートが100kg!
YouTubeの最初の頃にベンチプレス100kgが挙がっています。64歳でここがスタートとは!
その後の動画「私の、ベンチ100Kgまでの筋トレ歴」で分かるのですが、途中怪我や、休養期間がありますが、トレーニング歴は、スタート時点で8年とのことです。
トレーニング頻度は週4~5日!
これもすごいです。この年齢になると疲労が抜けなかったり、痛みが出たりするのですが・・
体の強さとモチベーションの高さは半端ありません。
ベンチプレスの補助にクレーンセンターで!
段々種目が増えてきている!
ベンチプレスだけでなく、スクワット、デッドリフトはもちろん他種目もチャレンジして、筋トレ種目が増えてきています。すごい!
YouTube動画の更新頻度が半端ない!
動画の更新頻度も半端なく、最近は毎日更新がされています。楽しみながらトレーニングしているようすをみて、励まされています!
まとめ
ベンチプレスの愛好家としては、同世代の頑張りを応援したい気持ちでいっぱいです。
じいトレさんはまだまだ記録が伸びそうな予感いっぱいです。トレーニングも色々と工夫されており、頭が下がる思いです。
現在、私の方は肩の怪我でトレーニングもあまりできない状態ですが、「じいトレ」を見て刺激をもらい復活を目指します。