ベンチプレス 120kgの壁の向こうに行きたい 120kgを挙げたトレーニングと期間を確認してみた!

ベンチプレスで120kgが挙がる度に、色々なことが起こり挙上重量がリセットされ壁になっています。

今回は
・初めて120kg挙げたとき
・怪我からの復帰で120kgを挙げたとき
・試合用フォームに変えたとき
・新型コロナでトレーニングができなかったとき

のトレーニング内容と期間について紹介します。

ベンチプレス120kgはどんな重量

ベンチプレス120kgは、ベンチプレスを行う人にとっては100kgの次に壁になる重量です。普通のジムでは100kgを挙げる人は時々見かけますが、120kgを挙げる人はあまり見かけません。ゴールドジムにはいますが・・

でも本格的なパワーリフターやベンチプレッサーにとっては、体重にもよりますが120kgはスタート地点でもあります。120kg以上を挙げてやっと勝負の入り口に立った感じです。

私は階級でいうと74kg級です。数回でた大会での記録は115kgです。大会では、胸で一度止めなければいけないのですが、これが重量に影響があります。止めで5~10kgの違いがあるのではないでしょうか?

ジム内での止めなしの記録は125kgです。120kgはコンスタントに挙げていますが、同時に壁にもなっています。忙しかったり、調子を崩したり、怪我や痛みがあると挙がらなくなる重量なのです。

筋トレのレベルを教えてくれるサイトstrength levelがあります。このサイトでみると74kgで120kgはadvancedの評価です。

120kg挙げたときのトレーニングと期間

4通りのパターンで120kg挙げたときのトレーニング期間をまとめました!!

◆ベンチプレスで110kgから120kgまでにかかった期間

 

・初めて120kg挙げたとき 11ヶ月

・怪我からの復帰で120kgを挙げたとき 8ヶ月

・フォームを試合用のフォームに変えたとき 6ヶ月

新型コロナでトレーニングが2ヶ月できなかったとき 3ヶ月

やはり最初に挙げたときが一番時間がかかっています。怪我やフォーム変更をするとそれなりの時間がかかります。予想通り、ただ時間が空いた場合は復帰までの時間は短いという結果になりました。

以下はフォームやトレーニング頻度、内容についての詳細です。

初めて120kg挙げたとき

◆フォーム この時のフォームはいわゆるケツアゲフォームです。ケツアゲフォームはブリッジが高くなり、より重量が上がるフォームです。

ただ怪我にリスクも高くなるのでおすすめではありません。

 

◆トレーニング頻度 週2回で水曜日に軽め、土曜日は重めのトレーニングです。

 

◆トレーニング内容 明確に決めずに、その日の調子や気分で、その日のMAXや高重量で低レップのセットの後に高レップのセット1~3セットを行っています。

 

◆120kg直前のトレーニング 80kg×8レップ、90kg×4レップ、100kg×1レップ、110kg×4レップ、100kg×9レップ、100kg×2レップ

 

◆期間 11ヶ月

約1年かかっていますが、仕事の忙しさ、数回の海外出張、山小屋つくりなどを考えると妥当な期間です。

試合用フォームに変えたとき

◆フォーム フォームの変更はケツアゲからお尻をベンチ台に着ける試合用のフォームに変えています。止めはなしです。

お尻をつけるだけで挙上重量は10kg変わるのではないでしょうか。

 

このときケツアゲのフォームでは125kgが挙がっていましたが、お尻をつけると110kgまで重量が下がっていました。

これで止めをいれると5~10kgまた下がります。

 

◆トレーニング頻度 週2回で水曜日に軽め、日曜日は重めのトレーニングです。

 

◆トレーニング内容  その日の調子や気分で、その日のMAXや高重量で低レップのセットの後に高レップのセット1~3セットを行っています。止めはなしです。

 

◆120kg直前のトレーニング 90kg×3レップ、100kg×1レップ、112.5kg×1レップ、115kg×1レップ、117.5kg×1レップ、110kg×2レップ、100kg×6

 

◆期間 8ヶ月 

試合用のフォームに変えたときに既に110kgは挙がっていましたが、120kgまでには時間がかかりました。

怪我からの復帰で120kgを挙げたとき

無理なトレーニングを行い右肩の腱板損傷をしたときから復帰して120kg挙げたときにも少しフォームの組み方を変えています。より肩甲骨が立つように、ベンチ台に足を載せてフォームを組む方法を取り入れました。この方法だと肩甲骨が立ちやすく肩を痛めにくくなります。

ところが、残念なことに2024年のルール改正で、ベンチ台に足をのせてフォームを組むのはNGになってしまいました。今後再びフォーム改造が必要になりそうです。

◆フォーム 試合用のフォームですが、フォームの組み方を前述にようにベンチ台に足をのせる方法にしました。

 

◆トレーニング頻度 週2回で水曜日に軽め、日曜日は重めのトレーニングです。

 

◆トレーニング内容 この期間はサークルトレーニングを行っており、レップ数8、3セットがメインです。毎週2.5~5kg重量をアップさせていました。1サイクル終了すると、MAXチャレンジをしていました。1サイクル6週間ほどでした。

 

◆120kg直前のトレーニング 95kg×8レップ、3セット、100kg×6レップ、100kg×4レップ、80kg×6レップ(止めあり)

 

◆期間 6ヶ月 

怪我したときからカウントすると10ヶ月かかっています。怪我をするとなかなか完治しないので最新の注意が必要です。

新型コロナでトレーニングができなかったとき

新型コロナの影響で2ヶ月間は全くベンチプレスはできませんでした。自宅でプッシュアップを時々行う程度しかトレーニングはしていませんでした。

◆フォーム 試合用のフォームですが、止め無しです。

 

◆トレーニング頻度 週2回で水曜日も日曜日もほぼ同じ負荷で行っていました。5×5は体のダメージが小さく効率的なトレーニングです。

 

◆トレーニング内容  このタイミングで5レップ、5セットのトレーニングを始めました。最初にその日のMAXを行い、その後にフォームが崩れない重量で5レップを5セット行います。

 

◆120kg直前のトレーニング 80kg×3レップ、90kg×3レップ、100kg×1レップ、110kg×1レップ、117.5kg×1レップ 95kg×5レップ、5セット

 

◆期間 3ヶ月 

怪我がなく、期間が空くだけであれば、休んだ期間+アルファの期間で戻ってくるようです。

5×5のトレーニング方法では、毎回その日のMAXを行うので120kgを週2回、2週続けて行う期間もあります。調子がよいと120kgが日常になります。

110kgまではどれ位でもどっている?

120kgまでは、色々あっても何とか戻してきましたが、なかなかそれ以上の重量は挙げれていません。ここ数年の記録は122.5kgです。やはり120kgに壁があります。

では110kgまではどれ位でもどってきているのか確認してみました。

◆110kgまで戻る期間

 

・怪我からの復帰で120kgを挙げたとき

⇒ 怪我から4.5ヶ月(怪我から120kgは、10ヶ月)

・フォームを試合用に変えたとき

⇒ 変えたときにすぐに110kg挙がった

・新型コロナでトレーニングが2ヶ月できなかったとき

⇒ 2週間

確認してみるとやはり110kgまではかなり早い時期にもどってきていますが、120kgまではかなり時間がかかっています。120kgを挙げるにはピークをつくるようなことをしないと挙がらない実力のようです。

まとめ

今回は、週2回でトレーニングをおこなっている私の場合です。トレーニング頻度が上がれば期間は短くなると考えられます。また仕事やプライベートの忙しさにも影響をうけているようです。

◆ベンチプレスで110kgから120kgまでにかかった期間

 

・初めて120kg挙げたとき 11ヶ月

・怪我からの復帰で120kgを挙げたとき 8ヶ月

・フォームを試合用のフォームに変えたとき 6ヶ月

新型コロナでトレーニングが2ヶ月できなかったとき 3ヶ月

110kgまで復帰する期間が比較するとかなり短いことから、120kgには壁があることが分かります。

筋力がテクニックかで一皮むける必要がありそうです。

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