やっぱり凄いベンチプレスの100kg その意味は何?

ベンチプレスで100kgを挙げることは、筋トレを行う人の憧れで、周りの人からも凄いと思われます。そして自信と更なるやる気に繋がります。

ところが反面、本格的に筋トレやベンチプレスを行っている人にとっては、入口であり、多くの人が挙げられる重量でもあります。

でもこの頑張れば手が届く100kgという重量が逆に憧れになるのです。

ベンチプレス100kg挙げるのは凄い!

ベンチプレスを始めて20年以上になります。10以上のジムに通い多くのベンチプレスを行っている人と友人になったり見てきました。

ベンチプレスのMAXは125kgです。本格的にやられている人に比べるとそれほど強くありません。

そんな私が思うのは

ベンチプレスで100kg挙げる人は凄い!!

です。

これは、長年ベンチプレスに取組んできた素直な感覚です。100kgに挑戦している人がいると、つい見てしまったり、話しかけたりしてしまいます。

ネット上では、ベンチプレスを100kg挙げる人の割合から難易度を評価したりしています。

これはある意味ナンセンスであり、母数の取り方でかなり値は変わります。日本の全人口か?、トレーニングでベンチプレスを行っている人か?で挙がられる人の割合は全く変わります。

ベンチプレス100kgの凄いところ

ベンチプレス100kgの凄いところについて考えてみました! 100kg自体も凄いのですが、それを達成したことでもたらされるものも半端ありません。

◆ベンチプレス100kgの凄いところ

・ベンチプレス100kgは筋トレを行う人の憧れ
・大手のジムではあまり見かけない、多くの人が認める強い人
・自信とやる気が持てる
・生活スタイルに筋トレがある
・体形が変わっている、変わり始めている

・ベンチプレス100kgは筋トレを行う人の憧れ

ベンチプレスを始めた人の目標は100kgです。いつかは100kgを挙げようと考えます。実際に運動を本格的にやっている人でも100kgには壁があります。

・大手のジムではあまり見かけない、多くの人が認める強い人

一般的な大手のスポーツジムでも筋トレのマシーンやフリーウェイトができるところは多いですが、100kg以上を扱っている人はかなり希少な存在です。ゴールドジムやパワーリフティング専門のジムなどでは当たり前に挙げてたりしますが・・

・自信とやる気が持てる

100kgを挙げるという分かり易さもあり、挙げると達成感があり自信がつき、更なるやる気もでます。不思議なことにこの自信とやる気は筋トレだけでなく、生活全体に向けられるのです。

・生活スタイルに筋トレがある

ベンチプレス100kg挙がるということは、生活の中にベンチプレスや筋トレが溶け込んでいるスタイルになっています。このこと自体が健康的でカッコよくないですか!

・体形が変わっている、変わり始めている

自信とやる気、生活スタイルにも繋がるのですが、この頃になると体形も変わってきているし健康にもなってきています。

ベンチプレス100kgの凄くないところ

本格的に筋トレやベンチプレスをやっている人からは、ベンチプレス100kgは凄くないよという声もあります。何故彼らはそう言っているのでしょうか?

実は彼らの目線はレベルが上がっていてアスリート目線になっていることもあるのではないでしょうか・・

◆ベンチプレス100kgの凄くないところ

・実は誰もが挙げられる可能性がある重量

・本格的にベンチプレスを行っている人から見ると入口

・体重により、実はそれほど強い人ではない・・

・実は誰もが挙げられる可能性がある重量

体重にもよりますが、本格的に取り組むんでいる人にとってはベンチプレス100kgはそれほど高い壁ではありません。多くの人がこの壁を越えていきます。

本格的に取り組むとは:時間を気にせずにベンチプレスを行う場所がある、指導してくれる人がいるなどの条件を満たして、週3~5日のトレーニングを行う人とざっくり考えればOKです。

・本格的にベンチプレスを行っている人から見ると入口

100kgまでは多くの人が到達し、ここから先の重量がアスリートになれるかどうかの勝負になります。全日本のノーギアの74kgの標準記録は160kgととても高い設定です。

ただマスターのカテゴリーでは74kgで60歳代では、標準記録は120kgとなっていて継続して取り組めば可能性を感じられます。

全国大会の標準記録はこちら

・体重により、実はそれほど強い人ではない・・

ベンチプレスの挙上重量は、体重によりその強さの評価が変わります。このことを評価するツールとして現在もっとも信頼性が高いツールはIPF GLポイントです。IPFは国際的にパワーリフティングやベンチプレスの大会を主催している組織です。

このツールGLポイントが同じであると強さが同じという評価になります。

このツールを使うと分かるのが、体重70kgの人が100kgを挙げたのと同じ強さは、体重50kgの人なら83kg挙げること、体重100kgの人なら120kg挙げることです。

これを見ると、体重が100kgの人にとっては、ベンチプレス100kgを挙げることは、あまり凄いことではないようです。

体重70kgの人が100kg挙げたのと同じ強さの体重別の挙上重量を表にしてみました。

体重 挙上重量 IPF GL Points
50 83 54.97
55 88 55.23
60 92 55
65 96 54.91
70 100 54.94
75 104 55.07
80 107 54.77
85 111 55.08
90 114 54.97
95 117 54.94
100 120 54.97
105 123 55.08
110 125 54.79
120 130 54.84

IPF GLポイントのツール 「IPF GL ポイント計算ツール パワーリフティング・ベンチプレス体重の異なる人の比較

年齢も加味したIPF GLポイントツール「ベンチプレス 年齢を補正して強さを計算する! 年齢加味したIPF GLポイントツール

まとめ

ベンチプレスは競技になっている種目なので、体重別の強さや年齢別の強さの比較がある程度行える仕組みがあります。

このため最近では、より多くの人が愛好者になっています。

とはいえ、日本人の体形や愛好者の年齢層を考えるとベンチプレスを100kg挙げることは凄いことです。

ベンチプレスで100kgを挙げることは、筋トレ愛好者の壁を越え、筋トレ トレーニーになったところにいる、と言えるのではないでしょうか!!

 

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