ChatGPTとBard ベンチプレスのプログラム作りが得意なのはどちら!!

いま話題の会話型のAIです。一般ユーザが簡単に使用可能な2つの会話型AIにベンチプレスのプログラムを作成してもらいました。

トレーニングプログラムの作成は、背景に色々な知識や経験が必要でハードルが高い作業です。

どちらの方がより良いプログラムを作ってくれるのでしょうか!?

使ってみるとまだ色々と問題もありそうです。

結果の評価

以前このブログの記事でChatGPTにベンチプレスのプログラムを作ってもらいました。

今回は、ほぼ同じプロンプト(入力)をBardで試してみました!

ChatGPTと同様Bardもこのプロンプトを入力しただけでは、まともなプログラムを出力してくれません。

その後の幾つかの修正の指示は、もちろんOKですが・・

プログラム作成の結果

◆プログラム作成の結果

 ・ChatGPT: 使用可能レベルプログラム作成可能

 ・Bard:   現段階で使用可能プログラム作成不可?!

どちらもAIも最初のプロンプトを入力してから2~3時間修正を重ねています。

ChatGPTの方がこちらの意図した修正を素直に行ってくれる感じです!

BardがNGの原因は

Bardは、現在はまだ試用段階です。今回の課題については前途多難そうです。

AIは日々進歩していると言われていますが・・まだ時間がかかりそうです。

◆プログラムが上手く出来なかった理由は

 ・専門用語の理解が低い

 ・一般的な単語の理解が低い

 ・式の理解力が低い(理解できない?)

 ・応用力がない、全て指示しないと修正できない

 ・恐らくベンチプレスのことを理解できていない

等々です。

Bardのサイトはこちら

会話型AIのChatGPTとBardとは

ChatGPTとは

ChatGPTは現在のブームを作った会話型のAIです。

米国の企業であるOpen AI社が開発した人工知能を使ったチャットサービスです。

会話をしているようにコミュニケーションをとりながら、文章の生成・添削・校正・要約、言語の翻訳、プログラミングなど様々なタスクに取り組むことができます。

有料版では最近、色々なファイルを読込んで作業をすることができるようになりました。データ解析なども可能となりました。

Bardとは

Googleが作成したAIのBardは、ChatGPT追随しています。

Google Bardは、2023年2月のプロジェクトの発表以降、5月に日本でも試験版が公開され現在試用期間です。

特徴はGoogle検索とリンクしておりリアルタイムの情報が得られることです。

ChatGPTは、2021年までのデータしか学習していないということもあり、最近の情報は確認できません。

使い方によってはBardの方が優秀にも思えたのですが、今回は違いました。

Google Bardの実力は!? 実際に使ってみてChatGPTと比較してみた! 結果は予想外!!

AIに指令した内容は(プロンプト)

最近感じているのは、AIごとに得意なプロンプトの書き方が有りそうです。

ChatGPTの方が長く使用しているので、こちらの指示も少し片寄っているかもしれません。

今回はChatGPTでそこそこの回答を得られたプロンプトです。

<今回使用したプロンプト>

あなたは、スポーツジムのトレーナーです。
貴方が指導する人のベンチプレスの現在の記録は95kgで1レップです。8週間後の目標は100kgを挙げることです。
目標の100kgを1レップを挙げるトレーニングメニューを作成してください。
9週間目に100kg1レップにチャレンジします。

現在は
85kgでは5レップ
90kgでは2レップ
95kgでは1レップ
それぞれ挙上できます。

<途中の目標>
3週目で85kgで7レップ
6週目は90kgで5レップ
8週目は95kgで3レップ
をそれぞれ目標にします。

重量とレップ数の関係は以下の式の関係があります。
MAX重量= 使用重量 × (1 + (レップ数 / 40))
この式の意味は、トレーニングで95kgを3レップを挙げれる人は
MAX重量重量102kgを挙げることができます。

◎条件
1~3週目は筋肥大のトレーニングとして、高レップのトレーニングとして、レップ数8~10のセットでメニュー作成お願いします。
4~6週目は神経系トレーニングとして低レップのトレーニングとして、レップ数3~5のセットでメニュー作成お願いします。
7~8週目は神経系トレーニングとして低レップのトレーニングとして、レップ数2~4のセットでメニュー作成お願いします。
3週目に85kgで7レップに挑戦。
6週目に90kgで5レップに挑戦。
8週目で95kgで3レップに挑戦。
週2回のトレーニングは1日目を軽め、2日目を通常にする。
◎出力
出力は、週2回のトレーニングメニューを16回分を使用重量、レップ数、セット数で出力してください。

 

ChatGPTの提案

修正を何度か必要としたとはいえ、ChatGPTが提案してくれたプログラムは実使用できそうなものです。

特に、使用重量とレップ数を変え組み合わせることはかなり理解度も高そうです。

また週2回のトレーニングは1日目を軽め、2日目を通常にするも考慮されています。

    使用重量 レップ数 セット数 換算重量(kg) 総重量(kg)
1週目 1日目 80 8 3 96 1920
  2日目 82.5 5 4 92.8 1650
2週目 1日目 80 8 3 96 1920
  2日目 82.5 5 4 92.8 1650
3週目 1日目 85 7 3 99.9 1785
  2日目 90 3 4 96.8 1080
4週目 1日目 85 7 3 99.9 1785
  2日目 90 3 4 96.8 1080
5週目 1日目 85 7 3 99.9 1785
  2日目 90 3 4 96.8 1080
6週目 1日目 90 5 3 101.3 1350
  2日目 92.5 2 4 97.1 740
7週目 1日目 90 5 3 101.3 1350
  2日目 92.5 2 4 97.1 740
8週目 1日目 92.5 2 2 97.1 370
  2日目 95 3 4 102.1 1140

 

Bardの提案

こちらも修正を何度もしています。ChatGPTより手を加えています。修正をしていると変な方向に行ってしまうので途中でストップしました。

残念ながらこちらプログラムは実使用できるレベルではありません。

使用重量を固定する傾向があり、重量とレップ数で調整をお願いしたのですが、理解できないようです。

参考に記載したRM換算式は理解できていないようです。

また週2回のトレーニングは1日目を軽め、2日目を通常にする要請も無視されています。

トレーニング週 トレーニング日 使用重量(kg) レップ数 セット数 換算重量 総重量
1 1日目 85 3 3 91.3 765
1 2日目 85 4 3 93.5 1020
2 3日目 85 5 3 95.6 1275
2 4日目 85 6 3 97.8 1530
3 5日目 85 7 3 99.9 1785
3 6日目 85 7 3 99.9 1785
4 7日目 90 2 3 94.5 540
4 8日目 90 3 3 96.8 810
5 9日目 90 3 3 96.8 810
5 10日目 90 4 3 99 1080
6 11日目 90 4 3 99 1080
6 12日目 90 5 3 101 1350
7 13日目 95 1 3 95 285
7 14日目 95 1 3 95 285
8 15日目 95 2 3 102.1 570
8 16日目 95 3 3 102.1 855

まとめ

今回は、ChatGPTで作成したプログラムの方が要求を満たしていました。

でもどちらにしても、現段階ではプログラムを作る本人が経験や知識が豊富であることが望まれます。

そして、自分でプログラムを考えた方が時間的に早そうです。

ChatGPTは以前にもベンチプレスについて色々と話しをしていたので、

理解が深いように感じました。

Bardは、ベンチプレス自体を知らないに加えて、通常の日本語の理解も浅いように感じました。

でも他の用途、文章の修正や最近の情報についてはBardの方が上のように感じます。

 

 

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