ベンチプレスでお腹側にバーを下すと、肩に負荷がかからずに怪我を避けることができます。
これを実現するには、ブリッジをなるべく高くして肩甲骨を下制する必要があります。
またお腹側に下すと足を使いやすくなります。
ところがこれらを意識しすぎると前腕に角度がついてしまうことがあるのです。
これってOKなのでしょうか?!
ベンチプレスのバーを下す位置は人により色々です。
これは、体格や柔軟性、ベンチプレスの経験などによるものです。
ベンチプレスの上級者の中にはかなりお腹側に下す人もいます。
私がお腹側にバーを下そうと考えて理由は2つです。
◆お腹側にバーを下す理由
・肩の負荷を減らす
・足を使いたい
・肩の負荷を減らす
お腹側に下すためには、より高いブリッジをつくると同時に、肩甲骨を下制する必要があります。
肩甲骨が下制(もしくは立てる)ことができれば、肩への負担は大幅に減ります。
・足を使う
ベンチプレスのテクニックの一つにレッグドライブがあります。
ボトムからバーを挙げるときに、足で地面を押して斜め上方向に力を加えます。
レッグドライブでは、真下に下すよりもお腹側に下した方が、足の力をより効果的に使うことができます。
下す時に前腕に角度がつくのは、これらの動作実現するためなのですが・・
でもこの前腕の角度は正しいのでしょうか?
正解は地面に対して垂直!?
正解は
前腕は地面に対して垂直に立てるです!!
ベンチプレスで高重量を扱うための鉄則の一つは
重量を骨に載せることです。
骨で受けることができれば、ラックアップの時に軽くなる、ボトムから押す時に力が伝わり易くなるなどのメリットがあります。
ブリッジが低い状態で無理にお腹側に下そうとすると、前腕が斜めになってしまうようです。
最近は、お腹側に下すことを意識しすぎずに、しっかり骨にのせる方を意識して行っています。
BurstLImitのKE-TAさんのYouTubeでバーを下す位置について解説しています!
動画で斜めに下すフォームと垂直に下すフォームを比べてみました。
やはり、垂直に下した方が自然です。
100kg、110kg、115kgを行っています。
下す時は斜めにお腹側に下していますが、挙げるときは、重量が上がるにつれて
肘の角度が垂直に近くなります。
足を上手く使って下した角度で挙げるのが狙いなのですが、
実際は骨にバーを載せて肩を使って挙げてしまっています。
こちらの動画も100kg、110kg、115kgを挙げています。
前腕は地面に対しほぼ垂直に下しています。
挙げるときは、こちらの方がスムーズにバーに力が伝わっているようです。
ただ実感として、ラックアップ時に軽く感じるということはないのが、少し?です。
最近もクラッシックベンチプレス大会などの動画を多くみましたが、斜めに下す人はあまり見かけません。
やはり正解は前腕は地面に対して垂直が正解のようです。
申し少し肩甲骨が下制もしくは立てることができ、ブリッジが高くなれば
無理なくお腹側に下すことができ、前腕が垂直に立ってくるのかもしれません。