ChatGPTでベンチプレス 2ヶ月でMAX重量を 95kgから100kgへアップさせるメニューを作成した!

ChatGPTを使って、今までとは違う視点でのトレーニングメニューが作成できないでしょうか? ベンチプレスのメニューで試してみました。

作成してみると、ベンチプレスのことは、あまり知らないことが分かります。また他にも単純なミスを繰り返したりします。

でも少しサポートしてみると、それっぽいメニューをつくることができました。

ChatGPTが作成したメニューは!?(結論)

作成したのは、ベンチプレスが95kgで停滞している人が100kgを達成するメニューです。

このメニューのレベルは、なかなかのレベルです。

◆特徴は

 ・前半は、筋肥大と神経系を1週間で行うメニュー

 ・後半は、神経系を向上させるメニュー
 ・途中は絶妙にうまく筋肥大から神経系に移行

 ・7、5、3レップでRM換算100kgにチャレンジ

出来たメニューは、少し前にこのブログでも紹介したHPSプログラムに似ています。

筋肥大と神経系のトレーニングを絶妙にうまく組み合わせたメニューになっています。

ChatGPTを上手く誘導してあげると、今回のメニューレベルは作成可能であることが分かりました。

ChatGPTとは

既にご存じの通り、ChatGPTは、米国の企業であるOpen AI社が開発した人工知能(AI)を使ったチャットサービスです。

会話をしているようにコミュニケーションをとりながら、文章の生成・添削・校正・要約、言語の翻訳、プログラミングなど様々なタスクに取り組むことができます。

ChatGPTのHPはこちら

ChatGPTの使い方も含めたメニューに使い方の参考記事「ChatGPTでトレーニングメニューは作れるの? ベンチプレスの神経系トレーニングメニューを作成してみた!!

◆プロンプト

ChatGPTを使うには、優れたプロンプトを入力する必要があります。

ChatGPTにおいて「プロンプト」は、ChatGPTが応答を生成するための指令文や文章のことを指しています。

上手く質問しないと良い答えを返してくれません!

◆ChatGPTが知っていることは

ChatGPTの知識は、2021年9月までの情報に基づいています。ChatGPTに聞いてもそう答えます。

また元々英語で作られており、日本語での情報は少ないと言われています。

また、間違った情報も多々あり、使用する人はその情報が正しいかどうかの判断ができる必要があります。

 

ベンチプレスメニュー作成の不具合点

ChatGPTは、使ってみると色々と不具合がでてきます。

動作上の不具合も発生していますが、今回はメニューの内容に影響のある不具合を紹介します。

◆メニュー作成の不具合

 ・重量とレップ数の関係が分かっていない

 ・ハードなトレーニングになる傾向がある

 ・条件を忘れる(説明を読み飛ばす)

 ・条件を追加すると、今までの条件を忘れる

 ・計算間違いをする

重量とレップ数の関係

100kgを1回挙がられる人は、85kgなら7回、90kgなら5回、95kgなら3回ぐらい挙げることができます。

残念ながらChatGPTは、この関係があまり理解できていません。

100kgを目指しているのに、そのトレーニングとして95kg 5レップのようなメニューを作成してしまいます。

ハードなトレーニングになる

目標は、100kgを1回挙げることなので、ChatGPTはこれを達成するために、ハードなトレーニングメニューを作成します。

セット数11セット 補助トレ3種目、8~10レップでそれぞれ3セットなんてメニューも普通に作成します。

当たり前のことができない

説明を読み飛ばしたり、条件を忘れたり、計算を間違えたり、今までのコンピュータのプログラムなら絶対起こらないことが頻発します。

これぞAIなのでしょうか??

動作上の不具合としては、時間帯によって、反応が悪かったり、文字が正常に表示されないなんていうベーシックな不具合も発生します。

作成したトレーニングメニュー

入力したプロンプト

前回ChatGPTでベンチプレスのメニューを作成したときは、RM換算を使用しました。

今回はなるべくChatGPT主体で作成してもらうようにしました。

◆入力したプロンプト

ベンチプレス 現在の記録は95kgで1レップです。8週間後の目標は100kgです。

目標の100kgを1レップを挙げるトレーニングメニューを作成してください。

現在は

85kgでは5レップ

90kgでは2レップ

95kgでは1レップ

それぞれ挙上できます。

<目標>

1~3週目は85kgで7レップ

4~6週目は90kgで5レップ

7~8週目は95kgで3レップ

をそれぞれ目標にします。

◎条件

1~3週目は筋肥大のトレーニングとして、高レップのトレーニングとして、レップ数8~10のセットでメニュー作成お願いします。

4~6週目は神経系トレーニングとして低レップのトレーニングとして、レップ数3~5のセットでメニュー作成お願いします。

7~8週目は神経系トレーニングとして低レップのトレーニングとして、レップ数2~4のセットでメニュー作成お願いします。

3週目に85kgで7レップに挑戦。

6週目に90kgで5レップに挑戦。

8週目で95kgで3レップに挑戦。

週2回のトレーニングは1日目を軽め、2日目を通常にする。

◎出力

出力は、週2回のトレーニングメニューを16回分を使用重量、レップ数、セット数で出力してください。

会話による調整が必要

このプロンプトだけでは、残念ながら使えるメニューは出力されませんでした。

条件を無視した、かなりハードなメニューが出力されるので

もう少し楽なメニューにしてね!

条件が抜けているよ!

などを繰り返して調整していきます。

作成したメニュー

作成したメニューを表にしました。

    使用重量 レップ数 セット数 換算重量(kg) 総重量(kg)
1週目 1日目 80 8 3 96 1920
  2日目 82.5 5 4 92.8 1650
2週目 1日目 80 8 3 96 1920
  2日目 82.5 5 4 92.8 1650
3週目 1日目 85 7 3 99.9 1785
  2日目 90 3 4 96.8 1080
4週目 1日目 85 7 3 99.9 1785
  2日目 90 3 4 96.8 1080
5週目 1日目 85 7 3 99.9 1785
  2日目 90 3 4 96.8 1080
6週目 1日目 90 5 3 101.3 1350
  2日目 92.5 2 4 97.1 740
7週目 1日目 90 5 3 101.3 1350
  2日目 92.5 2 4 97.1 740
8週目 1日目 92.5 2 2 97.1 370
  2日目 95 3 4 102.1 1140

赤字が途中目標のチャレンジ回です。

換算重量は、その日の使用重量とレップ数をRM換算した値です。

総重量は筋肥大に影響を与えるので計算しています。

まとめ 作成したメニューの評価

 

作成されたメニューは結果的にはかなり優秀です。

100kgを目指していて95kgぐらいで停滞している人にはぜひ試してみて欲しいメニューです。

同じプロンプトで重量を見直せば、他の重量でも使えます。

このメニューの良い所は

前半で筋肥大を行い、後半で神経系を向上させるプログラムになっています。

・また前半の筋肥大のトレーニングでは、1週間のうち1回は筋肥大、もう一日は神経系になっています。

・この組み合わせがレップ数を絶妙に変化させ神経系強化のプログラムに移行しています。

・週2回のトレーニングのうち1回は軽めになっているので疲れも溜まり難くなっています。

最後は、目標である95kg、3レップにチャレンジしています。

少し残念なのは、95kg、3レップを4セットとセット数で無理をしています。

最終週の1回目が、2セットしかやっていないところで疲労を取っているところも、すごいところです。

このメニューがある程度こなせれば100kgを達成できそうです。

 

 

 

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