レジェンドが書いた「究極のベンチプレス理論」その中身は?!

三土手大介、児玉大紀と言えば、パワーリフターやベンチプレッサーにとっては2人とも、レジェンドです。

この二人の共著が「究極のベンチプレス理論」です。

この二人が書いた本だと、ベンチプレスを行っている人は、何が書いているのか読んでみたくなります。

ベンチプレスの愛好者目線にはどう映るのか、読んでみました!

「究極のベンチプレス理論」の内容は

ネタバレにならない程度に、この本を紹介していきます。

ページ数は57ページです。本というより冊子という感じです。秘密感がある本です。

目次と内容

大きなパラグラフは4つです。

・児玉大紀ベンチプレス理論

・レッシュ理論解説

・4スタンスベンチプレス理論解説

・三土手大介×児玉大紀トレーニング雑学

お互いの考え方を補完しあっていたり、パワーリフターとベンチプレッサーの違いが出ていて、なるほどと感じたりします。

児玉大紀ベンチプレス理論

このパラグラフは6ページです。児玉大紀のベンチプレス理論が6ページで書かれているのはいかにも短い感じです。

ここでは、児玉さんが大事にしている6つのポイントが記載されているのではないでしょうか!

1、ボトムでストレッチポジションが極力かからないポジションを見つける

2、寝る位置はシャフトがラックに当たらない範囲で近く

3、肩甲骨周辺を収束させすぎず遊びを持たせる

4、手首は寝かせ肩甲骨の真上にシャフトが来るようにする

5、グリップの調整は下しのブレーキに使う

6、大腿部は骨盤からまっすぐ力が伝わる位置で踏ん張る

「レッシュ理論」と「4スタンス理論」とは

三土手大介さんをYouTubeでご存じの方も多いかと思いますが、4スタンスベンチプレス理論を提唱しています。

この本では、この辺の話はあまり取り上げていないので「レッシュ理論」と「4スタンス理論」について触れておきます。

内容は一般社団法人レッシュプロジェクトのHPから抜粋しています。

レッシュ理論

老若の年齢、男女の性別、健康状態を問わず、身体の悩みを抱えるたくさんの人に接してきた廣戸聡一によって提唱された、身体に関する特性を体系化した理論です。

5ポイント理論

ヒトがヒトである以上、誰にでも共通している身体の特性を整理した理論です。

ヒトが2本足で大地に立ち行動するうえで根本となる身体の取扱説明書です。

4スタンス理論

ヒトの身体特性は4種類存在します。

それぞれタイプによって、おなじ立つ、座る、歩くといった行為でも、厳密にみると身体の形、動かす各部位の順序などが異なっています。

これを整理して解説するのが「4スタンス理論」です。

4スタンスベンチプレス理論解説

このパラグラフでは、4スタンス理論をベースに児玉大紀ベンチプレス理論を合体させてベンチプレスの色々なテクニックについて紹介しています。

写真でベンチプレスのテクニックを紹介しているのですが、登場しているのは児玉さんです。補助で三土手さんも登場しています。

ベンチプレスのアスリートや上級者にとってはお宝の部分です。

私の場合は、自分が4スタンス理論のどのタイプかよくわからず(多分B2??)

消化不良のような感じです。

三土手さんは多くの4スタンス理論の動画を発信しています。

印象深い話

最終パラグラフは、「三土手大介×児玉大紀トレーニング雑学」です。

読み物としては、このパラグラフが一番楽しく読むことができました。

2人とも、多くの驚くべき記録を残してきた人なので、言葉の重みを感じます。

ここでは、トレーニングにベンチプレッサーとパワーリフターの違いが現れたりしています。

エブリベンチを行っている児玉さんが、ベンチプレスの感覚を養う練習がメインで回数、セット数、重量は重要と思っていないというのは驚きです。

パワーリフターの三土手さんは、ずっとベンチプレスのトレーニングは週1回とのことです。

それでも、あれだけの記録を残しているのは本当に驚くべきことです。

印象に残ったのは、「全ての動作は骨格主導でおこなわなければなりません、筋肉は骨格を動かすための道具だと思ってください」の言葉です。

まとめ

この本は、お二人のベンチプレスに対しこだわりを持って取り組んでいることが、伝わってくる本です。

4スタンス理論に精通していたり、ベンチプレスのアスリートや上級者であると、内容の理解は深まります。

私は、残念ながらこれを読んだことで、目から鱗が落ちるという感じにはなりませんでしたが、

なるほどと思えるように、まだまだ勉強していきます。

 

文章中で敬称が略されていることをご容赦ください。ファンが選手を呼び捨てにしているのと同じ意識です。

 

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