ここ3ヵ月でベンチプレスのMAX重量が120kgから100kgまで落ちています。原因は肩の痛みとフォームの変更です。
年末の最後のトレーニングは、肩が痛く全く挙がらず・・セットは散々の結果でした。
こんなこと初めてです。正月休みに肩と背中を中心にセルフケアをやってみました。どこまで回復できたのでしょうか?
昨年の10月頃からベンチプレスの新ルールに合わせようとしてフォームの組み方を変更しました。新しいフォームでブリッジが低くなったにもかかわらず、同じ重量を扱っていたら肩を痛めてしまいました。
そこで新しいフォームで一から地力をつけることにしました。
再スタートし数回トレーニングをした後、順調にすこしずつトレーニング続けていました。ところが年末に痛みが悪化して、セットが全く挙がらなくなりました。一体何が起こったのでしょうか?
昨年120kgを無理に挙げてから両肩の調子が悪くなっていました。主には左肩ですが、右の調子もあまりよくありません。
左は、ボトム、ラックダウンするところで痛みが発生します。合わせて余裕がなくなると肘が伸びないという現象も起きています。
でも不思議なことに日常生活では、左肩はあまり痛くありません。むしろ右肩の方が痛みでています。
昨年の最終日は、その日のMAXの100kgの挙がりは渋く、8レップ3セットのセットは1セット目から6レップしか上がりません。その後も5レップ、3レップと全くダメでした。一体何が起こったのでしょうか??
挙がらなかった直接の理由は肩が痛く肘が伸びなかったからです。
トレーニングパートナーに背中を指で押してもらうと、腕の付け根の広背筋当たりに痛みを感じるところが・・
セルフケアはよく行うのですが、この位置は全く無警戒でした! ギリギリ届かない位置です。
もう1箇所は両肩の僧帽筋がパンパンに硬くなっていました。こちらは、補助トレでやっているチンニングやラットプルダウンの影響もありそうです。
◆左肩の痛みの原因は
・僧帽筋と広背筋の境目あたりが痛い
・僧帽筋の上部がパンパン
というのが原因らしいのです・・
セルフケアをやっていみた!
年末年始のジムの休みもあり中6日間は休息期間です。なんとかこの6日間に体を戻したいと考えセルフケアを始めました。
そもそも筋肉の知識は多くありません。その上自分の背中だと見えないので、どの筋肉が痛んでいるのか特定できません。でも痛みや凝っている場所は特定できるので、そこを狙ってケアを行うことにしました。
狙うのは、見つけた2つのポイントの僧帽筋と広背筋の境目当たりの痛みと僧帽筋上部の張りです。
赤丸あたりが痛い
セルフケアはいままでは、主にマッサージガンを使ったマッサージや筋膜リリースです。マッサージガンはとても手軽に使えるのですが、残念なことに背中側は届きません。
こんなことを理由に背中側のケアを長い間行っていませんでした。
今回はフォームローラを使って、脇の下から、肩甲骨回り、背中を毎日ケアしました。
さきちゃんねるのこの動画を参考にしました
初日、2日目までは、フォームローラで脇の下から肩甲骨周辺をコロコロすると激痛に近い痛みでました。フォームローラで痛みが出るようなやり方はNGと言われていますが、時間がないので痛痛気持ちいいぐらいの感じで時間をかけてほぐしていきます。
3日目からは痛気持ちいいぐらいの感じになってきました。
やはり背中が痛んでいるということが再確認できました。
ここは、補助トレで行っていたチンニングやラットプルダウン、シュラッグなどで痛んでいるようです。
青丸あたりが痛い
以前もあったのですが、首から肩にかけて硬くなっていても、これが通常の姿と勘違いしてしまいます。確認は、右と左肩を交互に指でほぐしていくと、同じ部位で左右で硬さが違うということが起きてきます。
お風呂で数日、時間をかけてほぐすと、えーこんなに柔らかくなるの!!というぐらい変化します。
今回は、左肩は完全に柔らかくなりましたが、右肩はコリコリがある部分が残ってなかなか取れない状態で終わりました。
主にフォームローラとマッサージガンで全身の気になるところをケアしました。
◆フォームローラによるケア
・腰、腸腰筋
・胸を張り
フォームローラでは腰や腸腰筋のケアもできます。背中の筋膜リリースを行うときに一緒にやると効率的にできます。
フォームローラを使った胸張りはベンチプレスのブリッジを高くしたい人にはおすすめです。背中がほぐれればブリッジが高くなります。
さきちゃんねるでは背中をほぐすと健康になると紹介しています
1週間のセルフケアの成果はあったのでしょうか?!
中6日後の年明け最初のトレーニングは疲労も抜けていて好調でした。MAXやセットは以前にもどっていました。
12月28日の不調時
重量 | レップ | セット数 |
80kg | 5 | 1 |
90kg | 3 | 1 |
100kg | 1 | 1 |
87.5kg | 6 | 1 |
87.5kg | 5 | 1 |
87.5kg | 3 | 1 |
1月4日
重量 | レップ | セット数 |
80kg | 5 | 1 |
90kg | 3 | 1 |
100kg | 1 | 1 |
87.5kg | 8 | 3 |
90kg | 5 | 1 |
ほぼ以前の状態に戻っています。この4日後に105kgを挙げています。
12月28日の100kgのときのフォームです。
1月4日の100kgのフォームです。
自分の感覚では1月4日の方がブリッジが高く安定しています。挙がりもよくなっています。お正月のセルフケアが役に立ったようです。
1月4日の100kgの挙がりは、12月28日の100kgに比べフォームも挙がりもよくなっています。この間もちろん筋肥大は起きていないので、純粋にフォームの改善により挙がりがよくなっています。
肩の痛みも完治はしていなものの、1週間でかなり痛みが小さくなっています。更に3日後には105kgも久しぶりに挙げています。挙がりは少し渋いですが、問題なく挙がっています。
体のケアはフォームに対しては影響が大きく、痛みが和らぐと力が発揮しやすくなることを改めて確認しました。定期的に休養と時間をかけたケアが必要なのかもしれません。
[…] […]